いたうのブログ

平日夜や週末に青森市やその周辺でボードゲームやっています。
そのプレイ日記です。
青森ボードゲームクラブを運営しています。
参加者募集中です。

2013年06月

今日はながやんとshingoと3人。

【荒野の1ドルペンギン】
サイコロを振り、マークの揃い方でポイント(得点)になるダイスゲーム。
「王への請願」などと同じタイプ。

キモは、ペンギンチップというもので、最初6個持っていて、それを使うことで、「振りなおし(望む数だけ)」、「振るダイスを増やす」などが出来る。
また、ダイスを振る手番プレイヤー以外の人もダイスを振り、好きな値段をつけて「売る」ことも出来る。
ここら辺で絡みを付けている。

第一ゲームは、いたうの勝利。

第二ゲームは、ながやんが全8個のうち7個をらくだマークにして(らくだの個数の二乗点ww)、ながやんの大勝利。


相場観が判らなかったので苦労したけれど、良いゲームだと思いました。
あと、ダイスゲーなんで、ダイス目次第ではどうにもならないところも、良いんじゃないでしょうか。
ガチっぽくなくて(^-^;)

1ドルペンギン



今回は、ながやんが用事があるということで、これだけやってお開きでした。
みなさん、ありがとうございましたーm(_ _;)m

…吉田は長くなります。

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【川島】5.0…ここのところ続いていた曖昧な点を修正できていた。
失点していても落ち着いていた。
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【内田】6.0…右サイドで存在感。攻撃でも、もの凄く効いていて、守備でも1対1でほとんど負けず。判断ミスも皆無。
ここ最近で一番良かったと思う。
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【吉田】3.0…全体では5.0だが、2失点目のミスで-0.5。
でも、本当に問題にすべきは4失点目の時。
明らかに集中が切れていた。-1.0。
4点目を獲られたのは、明らかに彼のミス。
TVでもなんでも、2失点目の中途半端な対応を映し出して非難するが、単純にクリアするのも結構難しいバウンドであった。
それでもクリアに徹するべきであり、そこのところでの非難は免れないが、問題は、4点目。
あの瞬間、彼は誰にもマークに付いていない状況でした。
それで彼は何となく5m手前のバロテッリに気をとられ、バロテッリの方へ何も考えずに2~3m前に出てしまっていた。
そのギャップを突かれての失点であり、あれは防げたと思う。
もちろん、あの瞬間のバロテッリのポジションへの対応(近づくのか、リトリートするのか)は、CB永遠のテーマであるのだが(自分も大いに悩まされ、怒られてます…)、あそこは結果論で済まされない。
バロテッリへの近づき方からして、自分がマークする相手がいないから行ったという、「何となく」感がすごく感じられる。
吉田は、失点の瞬間、頭を抱えている。本人も、強く自覚してるはずだ。
自覚していないはずはない。
「試合を壊した」という観点からも、日本のチャンスの直後だったということからも、CBなら、あそこは強く集中してなければならなかった瞬間。
あそこそこ、直さなければならないシチュエーションだと思う。
バロテッリもジョビンコもジャッケリーニも、今野を嫌がり、入れ替わり立ち代り吉田のところで勝負を仕掛けてきたので、シンドかったとは思うが、だからといって擁護は出来ない。
来年までに、あの瞬間を忘れずに、突き詰めていって欲しい。
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【今野】6.5…今や日本の守備の要となっている。存在感がハンパない。
ブラジル、イタリアという強豪相手に「間合い」で勝負し、メチャクチャ効いていた。
そのレベルは、ネスタ並みだと思う。
「(チェックに)来る」と思わせておいて行かず、「ここでは来ないな」というところで足を出してボールを獲る。
これがネイマール、バロテッリ相手に通用していたのは、賞賛すべきこと。
最初、バロテッリは、高さで劣る今野とマッチアップして勝負しようとしていたが、まともにキープできないので前半途中から吉田の方に行かざるを得なくしていた。
後半は中盤での繋ぎ、そして前線での顔出しと、その持ち味を存分に出していた。
4点目を獲られた時、地面を叩いて悔しがっていたのは、これだけやれているのにという悔しさが伝わってきて、胸を締め付けられた。
いや本当に、ここ4~5試合の彼のディフェンスは一流の芸術品だと思います。
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【長友】5.5…コンディションを戻して来てましたね。
持ち味の上がりも増え、勝負してのクロス、切り込んでのシュートも、格段に増えました。これでこそという出来でした。
普段やっているリーグの相手だったというのも、関係あったのでしょうが、そういう巡り合せも大事。
減りつつあった評価を取り戻した感じがします。
ただ、後半のディフェンスで、あやふやなところがあったので、-0.5
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【長谷部】7.5…MOM。文句なし。
ブラジル戦で言及した繋ぎ、そして本田との距離感が修正できていて、攻守にわたり仁王立ちしていた。
本田の負担も軽減され、長谷部の飛び出しを、イタリアはケアできず、苦労させ混乱させるのに成功していた。
内田との連携もピカイチ。
内田の欲しいタイミングでボールが来ていたのも、内田が輝けた要因。

2点目の香川のゴールに繋がるCKも、長谷部が追いかけたものから。
3点目のFKだって、長谷部のランニングを相手が倒したファウルから。

その他にも、ミドルも4本くらい撃っていて、効いていた。
これを求めていたんです。
3失点目のハンドはハンドじゃないけど、日本の一点目のPKもファウルじゃないので、帳尻合わせの結果と理解しています。
何で交代させた!!
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【遠藤】5.5…セットプレイで+1.0、ディフェンスーで-0.5。
自由にさせてもらっていた前半は良かったが、実力を把握してきちんと殺しにかかってきた後半は、縦へのボールが激減したように、存在感が減退していた。
柴崎、憲剛あるで。
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【岡崎】7.5…素晴らしかった。彼を観て感動しなかった人は、本当に少なかったと思う。
常に裏を狙い、サボらずにパスコースを作るために顔を出し、守備でも最後まで相手を追い掛け回した。
オシムでなくても、彼を使うと思う。
一番評価を上げた選手では。
ビッグクラブ入りもあると思います。
通用すると思います。
3点目だけでなく、惜しいバーを叩いたシュート、前田をフリーにしたダイアゴナルなど、その影響力は、最後まで衰えず。
一番のハイライトは、香川の得点の時、自分がオフサイドポジションにいたのを瞬時に自覚し、「敢えて」ボールを追いかけなかったところ。
あれをあの切羽詰った状況で判断して「動かなかった」のには、鳥肌が立ちました。
ただの突貫野郎ではない。
非常にクレバーな選手であることを証明。
素晴らしい選手です。
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【本田】6.5…かなりきついチェックに晒され続けましたが、臆せず受け止め立ち向かい、チャンスを作り出していました。
シュートも4~5本、惜しいアシストも4~5回くらいあったと思います。
やってて楽しかったでしょう。
だからこそ、負けたことを受け入れ難かったんだと思います。
あれだけクリエイティブなのに、プレイが「軽くない」のは、今の日本で彼だけだと思います。
前半のディフェンスで頑張った分、後半に脚が止まり、前田と入れ替わり、ディフェンスを前田に代わってもらっていたので-0・5。
長谷部、香川との呼吸も距離感も円熟の境地。
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【香川】7.0…本当はMOMにしたかった。
この試合のゲームを作っていたのは、間違いなく彼。
彼が持つことで相手は混乱し、可能性が広がっていた。
初めて「10番」に値するパフォーマンスをしたと思う。
代表での最高のパフォーマンスだったと思います。
得点のシュートもさすが。唸りました。
ミドルを撃てば、ブッフォンも弾くのがやっと。
右足でも左足でも良いミドルを蹴れるんだから、もっとやって欲しいと思います。
本当に効くんだから。
後半、中に絞りすぎて敵の右サイドバックの独走を招き、長谷部のPKへと繋がった時の緩慢な守備で-0.5。
かなり辛い採点ではあるとは思うけど。
そんな些細なディテールの質が求められたくらいの試合だったので。
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【前田】6.5…前線でのボールキープ、パスコースの限定、本田、香川との距離感、中盤に下がっての守備、そしてボールの展開など本当に頑張ってました。
この質を出来るのは、さすがだなあと。
ブラジルでスタメン落ちしたのが、良い方向に出ていると思います。
やっぱり競争原理は大事ですよ。
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【酒井】4.5…走ってはいたけど、クロスも一本も上げられず(多分)
さすがイタリア。チェック済みでしたね(-_-;)
コースは見切られていた。
4失点目の時、明らかにポジショニングが中途半端で失点を招いたので、-0.5。
このレベルでは、明らかに追いていけてませんでした。
更なる精進を!
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【ハーフナー】5.0…前田から引き継ぎ、本田の代わりに走って守備をしていたのは、評価したい。
岡崎が凄かったので、それの引き立て役に回って、上手い関係性を保っていました。
惜しい得点未遂(オフサイド)なんかは、そのご褒美というか。
でも、もっとやれるはず!
動き出しの質の向上は喫緊の課題。
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【中村憲剛】(採点せず)…交代が遅すぎる。
遠藤と代えても良かったが、自分も監督だったら悩むところではある。
現状のチームで憲剛が一番活きるのは、遠藤のポジション。
でも、テストマッチで試していない方がおかしいのであって(ry
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【ザッケローニ】2.5…一度落ち込んだチームをここまで持ち直したのは、手腕を感じるが、相変わらず交代が遅く、意図不明なものが見受けられる。
交代が15分早くなればなあと思わずにいられない。
その点で-0.5。
相変わらず、セットプレイの守備を修正できていないところで-1.0。
ハーフタイムに「イタリアがきつくプレスに来て、前掛かりになる」というのが明らかだったのに、そこを徹底させられなかったところで-1.0。
絶対に前掛かりで来るでしょ(@_@;)
来ない理由がない。
監督が一番「舞台に戸惑っている」感。
あと一年で変われる…か…?
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<総評>
善戦だなんて言いません。
もう、本気でW杯優勝を狙っていて、予選リーグ突破、ベスト8以上が「現実的な目標」な現在、イタリア相手に3点獲ったからと褒める余地はないです。
2試合で7失点は、南アW杯の北朝鮮、日韓W杯のサウジレベルで「お客様」扱いです。
お話になりません。

例えば。
カタールが初めてW杯に出て、ブラジル、イタリア相手に7失点するけれども3点獲ったとかいうんなら、喜んでも良いと思いますが、日本はもうその段階ではないと思います。

前から判っていたセットプレイの守備、そして立ち上がりと終了間際の失点の多さは、修正しようと思えば出来たはずです。
それが出来なかったのは、本当に深刻だし、コンフェデを無為にしてしまったと思います。

コンディション管理、試合展開を想定した選手選考、試合中のフォーメーションの変化(対応)、試合中、「攻めるのか、守りきるのか」のコンセンサスの同一化など、問題だらけです。
あと一年しかないのです。
本当に、才能の差で負けるなら諦めがつきますが、準備で劣っているのは、許せません。
このコンフェデから問題点を抽出し、きちんと対策を立てることを強く望みます。


【2013年観戦記録】
97試合目:イタリアvs日本

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【川島】5.0…スーパーセーブも2~3本あった。しかし、ポジショニングの不明瞭さ、キックコントロールなどで-0.5
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【内田】6.0…ネイマールをほぼ抑えたのは高評価。ネイマールやリベリーのようなタイプには滅法強い。これは、本番を睨んでも好材料。
気持ちも出ていた。
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【吉田】5.0…ブラジル選手にあちこちから顔を出されるので、ほぼ振り回されていた。
ただ、高さではほとんどで勝っていたと思う。
競り勝てていたということは、振り回されていたのにも関わらず、ポジショニングがしっかりしていたということで、これはプレミアでプレイしていた財産だったと思う(ヘディングで競り勝つ要因として、背の高さは5~6割くらいでしかない)
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【今野】6.5…日本のMOM。
パスカットや間合いの詰め方が、このブラジル相手でも機能していた。
これはもの凄い収穫。
去年の欧州遠征で得た自信を糧に、もの凄く成長しました。
去年のブラジル戦よりも、彼だけが間合いを縮められていた。
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【長友】4.5…ここ2年で最低のパフォーマンス。
前線に顔は出しているが、戻りも遅く、切り込んでのシュートもほとんどない。クロスは相変わらず正確だけれど。
トップスピードが落ちているのを自覚しているから、詰めきれず、アリバイ程度に体を寄せるだけ。
ブルガリア戦、イラク戦はごまかせたが、ブラジル相手では致命的だった。
2点目の正確なクロスは、申し訳ないが長友の責任。
だから、イラク戦は休ませた方が良かったと(ry
このコンディションであれば、酒井高徳を出すべきだったと思う。
そうしなければ、競争原理が働かないし、酒井の存在する意味がない。
逆説的だが、来年のW杯でこのランクのコンディションだったらいくらインテルのレギュラーでも代えるべきという「基準」が出来たと思えば、収穫といえば収穫、と思う他ない。
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【長谷部】4.5…守備に振り回されるが、とにかく振り回されまくった印象。後手後手に回させられた。
展開力も、皆無。
前線に一回だけドリブルで切れ込んだけど、ブラジルの選手にコースを限定され、それから逃げるようにまんまとブラジルが望む方向へ行かされてしまった。
クラブではサイドバックなのは、それだけの理由があると露見してしまった試合。
アジアではごまかせるけど、それも本田頼みだと露見。
本田がいない時に勝てない理由の一つなのかなあと思った次第。
素晴らしい選手なので頑張って欲しいし、応援してるのだが。
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【遠藤】5.0…守備ではある程度効いていた。ただ、パスミスが今までにないくらい多かった。周りが動いていないのもあるだろうが、そういう時はパスを出さなかった人なので、やはりコンディションが悪かったのだろう。
あれだけイラク戦で走り回っていたのだから、当然といえば当然なのだが、どうするのだろう。
来年もこのままで行くのだろうか。
来年のW杯も過密日程(決勝までの7試合をやるものと、本気で想定したならば)なのだから。
そして来年は34歳で、今よりももっと落ちる訳で。
どうするのだろう。
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【清武】5.0…ボールを持って前を向いた時、そしてクロスを上げた時は、チームで一番可能性を作り出していた。
ただ、気を使いすぎ、周りを使おうとして探してボールを失うのが多すぎたので、-0.5。
もっとシュートを撃って欲しい。
清武にアシストは求めてない。
…長谷部の位置は…、難しいだろうかなあ(´・ω・`)
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【本田】5.5…ブラジルも最重要選手として、徹底的にマークしてきた。
ほとんどキープもさせてもらえず。
飛び込み、ロングシュート、相手の中間で待つなど、相手にとって最も嫌なことは何かを常に探しながらプレイしていた。
みんな見習うべき。
ただ、今日の本田は、時代遅れのトップ下にしか見えなかった。
バルデラマが今の時代に出てきたかのような。
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【香川】4.5…イラク戦から言ってるが、何本シュートを撃ったのだろうか。
どうしても押し込まれ、香川にボールが来たとしても、ハーフよりもかなり自陣寄りのところ。
長谷部が展開力がなく、長友の上がりも鈍った中では、打開できず。
本番でも、こういう展開になるがちだと思う。
だったら、乾か、永井、宮市、それこそ長友で行った方が…と思ってしまう。
頑張って欲しい。
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【岡崎】5.0…やはり1トップは無理があった感。
トップで張るという仕事と、持ち味の裏へ抜け出す、飛び込むというのが被ってしまって打ち消しあっていた印象。
前田が入った後半は飛び込んでいて、ボールこそこなかったが良い位置にいて、ブラジルの選手もケアせざるを得なかった。
やはり、この位置が適任かと思う。
1トップで使いたい気持ちも分かるが。
だったら、佐藤寿人でしょと思わずにいられない。
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【前田】5・0…前田が入ってから、守備ラインが前目に組めるようになった。もちろん、ブラジルが2点獲って、下げたというのもあるが、プレス自体は効くようにはなった。
シュートも撃っていて、きわどいのばかりで好印象。
こういう試合で戦えるのも判ったので、収穫。
先発落ちがよほど悔しかったのでしょう。
でも、こういうのがなければ。
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【細貝】5・0…アンカーとしては機能。
あとは展開力とミドル。
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【乾】(採点しない)…何で今頃されたのでしょうか。
出すんだとしたら、遅すぎますよね…(-_-;)
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【ザッケローニ】3・0…オーストラリア戦、イラク戦からブラジル戦までを逆算しての選手起用、当日の先発メンバー、選手交代。
イタリア戦をにらんでとか言っていますが、ブラジル戦に向けて準備をせずにチンチンにされて、「2失点で済めば…」と細貝を入れて負けてるのに「試合を閉めに行く」ところは、失格と言わざるを得ません。
フランスW杯の日本代表レベル(あくまで例えです)ならそれもアリでしょうが…。
しかも、本田、清武、遠藤を下げて。
選手もこれにはガックリくるだろうし、後々まで尾を引くと思います。
ここ3ヶ月の采配含めて。
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このチームは、2年前(2011年)がベストだったと言われるのでしょうか。
あの頃にあった「連動性」が全くなくなってしまっています。
勝てない時のアルゼンチン代表、レアル・マドリーのような「個」が「個」のままで戦っているチームになってしまっています。

今のチームは、2002年日韓W杯の時のフランス代表と酷似していると思います。
直前の韓国との練習試合でジダンが靭帯を負傷してしまって全くプレイできず、そのまま敗退してしまったあのチームです。
膝が未だに不安な本田、年齢を重ねた遠藤、そのどちらが欠けても、現状のままでは予選リーグは突破できないでしょう。
ヨルダンにも負けるんですから。

とにかく、選手、監督には、危機感を持って、常に本番まであと何日かを念頭に入れて取り組んで欲しいと思います。
特に、乾や酒井高徳などには。
序列を重んじる監督だとはいえ、あのコンディションの長友でさえ、引っ込ませることが出来ずに、監督に「長友があの出来だったら酒井で行く」と思わせることが出来なかったということですから。

厳しい言い方になりますが、ポジションは奪い取るしかないんです。
奪い取ってやると思って、取り組んでいたか。
短い選手人生ですので、本当に頑張って欲しいと思います。

ここからどう戻してくるのか。
チームとしての正念場を迎えました。
次にも注目していきたいと思います。

こちらからは以上です。


【2013年観戦記録】
95試合目:ブラジルvs日本(コンフェデ杯)

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【川島】5.5…やっぱり立ち位置がおかしい?バックラインが気になるのが影響してるんだろうけど。調子は落ちてる気がします。
でも、今の時期に低くなってるのは、自分は心配してないです。
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【酒井宏】5.0…前半から駆け上がり、クロスを放り込むも、クロスの精度は良いのだが、クロスが一種類しかないので、前半20分過ぎからはパターン読まれてそのコース切られたら、クロスも上げられず。
ドイツでも控えの大きな理由。
身長もあるし、立ち姿も良いので、頑張って欲しいのだが。
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【伊野波】5.5…最初はギャップを作っていて、そこをイラクに突かれてたけど、前半30分過ぎからは修正してほとんど作らせず。
今野と頻繁にポジションチェンジしてた(?)のが、気になりました。
でもやはりビルドアップ能力が欲しいですよね、今の時代では。
でも、気持ちが表に出るところは好きです。
でもなあ、セットプレイ不安なんだよなあ…(-_-;)
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【今野】6.5…無双。イラクのレベルが低かったのもありますが、全ての駆け引きに勝利。入れ喰い状態と言って良いほど。シュートブロック、カバー、ボール奪取、敵に前を向かせず時間を稼ぐ、サイドバックを前に上げるのを促す、すべて高水準。
高さでも8割位勝ってた印象。
…長谷部のポジションに使えば最高のような気も。
良いシュート持ってますし、飛び込めますし。
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【長友】5.0…今日は相手の7番対策に終始しましたね。彼だけの責任ではありませんが、上がりも少なく、クロスも精度を欠きました。
今日は休ませてあげても良かったんじゃないのでしょうか。
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【細貝】5.0…アンカー的な役割。影響力の及ぶ範囲も限定的。
ただ、ガツガツ行っているのをイラクは嫌がってましたし、中央をほとんど使わせませんでした。
あれだけガツガツいけるのは、貴重だと思います。
でもやっぱりもっと前線に絡めないとなあ。
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【遠藤】6.0…今日は、細貝がドシンと構えていた分、サイドのケア、前線への顔出しなどでいつも以上に走り回っていた。パスミスが4つくらいあったのと、ミドルを一つも枠に入れてなかったので、-0.5。
最終盤でも一番走っていたのには、胸を撃たれました。
なかなかボールが収まらず、走りまわさせられる展開で、イライラする展開だったと思いますが、表情にも出さず、最後の最後で仕留めたところは、大人のサッカーって感じで堪能しました。
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【岡崎】6.5…MOMで異論はないでしょう。
最初から最後まで裏を狙い、敵の脅威であり続けた。
しかも、中に切れ込んだりしてスペースを作ったり、チームで唯一と言っても良い「違い」を作り出していた。
おでこの後退と反比例して代えのきかない選手になっています。
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【香川】5.0…香川シュートありましたっけ?ちょっと下がりすぎてましたよね。でもそれは、多分、細貝が上がってこない分下がらざるを得なかったんじゃないのかなあ、と。
このメンツだったら、やはり左サイドから切り込んで行くなりした方が、「違い」は生み出せますよね。
長友との連携も素晴らしいですし。
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【清武】5.0…良いところ、悪いところ両方出た試合。
良い所:正確なクロス。ドリブルとパスの両方出来るので、相手は掴みきれてなかった。香川との連携も素晴らしい。ハーフナーも活かせるとしたら、彼。
悪いところ:ボールを持った立ち姿、ドリブル姿、キックの姿勢など、中田ヒデそっくりなのに、テクニックがある故に競り合いや衝突をかわそうとしてしまって、相手に脅威を与えられないでいるところなどは、悪い意味で小野伸二に似てしまっている。
優秀なパサーであり、試合展開も読める選手なのに、何故か「流れを止めてしまっている」ように思ってしまう。現状では。
やりたいことは判るけど、シュート撃ったり、相手を倒してファウルもらったりしても良いのですよ、と思う。
ここを直さないと(本人の自覚次第)、代表でもクラブでももう一ランク上には行けないと思う。
頑張って欲しいと思う(@_@;)
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【ハーフナー】4.5…期待したが、期待はずれとなってしまった。
真ん中から動かない(それ自体は悪いことではない)のに、ボールが来てもキープできない。下手に巧いので、テクで交わそうとして獲られてしまっていた。
そして、ボールを受ける一手前の動き出しが、ほとんどない。
これでは、イラクでも抑えられる。
世界では通用しない。
シュート2本くらい?
これでは…。
ボールが来なかったから少ないんだ?引き出す動きをしないと、ボールは来ませんよ。
セットプレイでもただ立っているだけなので、やっぱり通用しないと思う。
岡崎を見て勉強して欲しいと思います。
守備でも、頑張ってやっていたのは認めるが、前田に遠く及ばない。
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【中村憲】5.0…難しい時間帯に入っていったけど、役割を理解して遂行していたように思います。でも、このチームでは、トップ下ではないと思うんだよなあ(´・ω・`)
扱いが難しい選手。個人的には必要だと思ってますが。
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【前田】5.0…守備で効いてました。彼が入って、落ち着きました(イラクが一人少なくなったのもありますが)。
本大会に彼で本当に行くのか、という点も、もちろん気になりますし、議論になりますよね。
トップとしては、本大会32チーム中、30番目くらいになりかねませんよね(-_-;)
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【高橋】(採点しない)…短時間のため、採点せず。
もっと使ってほしいんだよなあー(-_-;)
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総括としては、眠気を堪えるのに大変だったのは、否めませんでした(^-^;)
でも、イラク好きでしたし、色々採点してたら眠くはなりませんでした。
本田不在問題といいますが、この4-2-3-1が本田にとって最適化されカスタムメイドされたシステムのような様相を呈しているので(アジア杯で完成されたシステム)、本田不在が問題なのではなく、本田がいない時のシステム、メンバー構成を見つけないといけない、という方が建設的なんじゃ、と思っています。
香川、清武、乾を並べた3-4-3は一つの回答だったと思っていますし。
でも、メンバー固定ガーとか言われてましたが、この試合を観たら、メンバー固定するしかないだろ、と思わされてしまいますよね(-_-;)

あとは、コンフェデ後、新しい選手を入れないとダメだろうということ。
大迫、豊田、工藤、富澤などは使ってみて欲しい選手です。

今いるメンバーも、厳しいこと言ってますが、期待している選手ほど厳しい口調になっているのは自覚しています。
でも、今以上になってもらわないと困るので、言わせていただきました。
奮起を期待し、怪我をしないことを祈ります。

こちらからは以上です。

<寸評>
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【川島】7.0…前半にビッグセーブ。あの撃ち損ないの失点はしょうがない。立ち位置に不満はあるけど、本人は自覚してると思うので、修正できると思うし。ボールの配給も、高品質。
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【内田】7.0…前半8.0、後半6.0。今野の方にケーヒルが行ったためにかなり攻撃的にプレイできた。
岡崎、遠藤、本田との連携も素晴らしい。
守備は100点満点。さすが、ビッグクラブのレギュラーだな、と。
課題はやはりクロスとシュート。
それが出来たら、メガクラブでも出来る。
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【吉田】7.0…最後まで落ち着いて、そして気持ちを出して戦ってくれた。
読みの鋭さとフェアなのにきちんと競り勝ててるのは、アジアレベルではない。
岡崎へのロングパスでも見せ場を作った。
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【今野】8.5…MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)の一人。
ケーヒルが吉田ではなく、今野を突こうとしていたけど(それは間違いないし、セオリー)、時間が経つにつれ、ケーヒルに仕事をさせなかった。
後半の出来は出色。
フェアなのに、鋭い動きでパスをカットするなど、やはりボール奪取能力は日本人No.1だと思う。
内田の負担を軽くし、上がりを促し、後半は長友、遠藤のカバーをして彼らを下がり過ぎないようにコントロールしていた。
その手の仕事を、彼以外で出来る選手がどれだけいるだろうか。
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【長友】7.0…アジアレベルを超えていた。このレベルでも、まだ本気出してなかった(手を抜いていた訳ではなく)
切り込んでのミドルシュートも、センタリングもほとんどなかったし、走る量も少なかった。
ところどころサボっていたし(試合の展開を読めるようになったのもあるが)
ただ守備では、彼がいる限りにおいては、左サイドに不安な要素は全くなかった。
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【長谷部】7.0…一番気持ちが出ていて、集中していましたね。
ピンチをことごとく防いでいて、その3倍の数のピンチの芽を「二歩手前」で摘んでいた。
14番(ホルマン?)と23番(ウィルシャー)と11番の「入れ替わり」が後半激減したのは、彼の功績。
あとはミドル。何度も言うけど。
彼(のポジションの選手)が決めれるかで、W杯がベスト16かベスト4か決まるくらい。
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【遠藤】7.5…体キレてましたね。FK、そして一人かわしてのミドル。
やっぱ巧いし、見えてる。
今日は、シュートの意識があったので、このままいって欲しいと思います。
このポジションの選手が(ry
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【本田】8.5…「神」!!
文句なくMOM。
タメ、ゲームメイク、シュート、どれも常に脅威を与え続けた。
心技体、全てで本田自身だけでなく、チーム全員の心技体をワンランク引き上げた。
その点でも、中田ヒデを越えた。
こんな日本人選手見たことない。
レアルにとってのラウール、ウルグアイにとってのフォルラン。ドイツにとってのカーン。
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【岡崎】8.0…歴代最高の右ウィングでしょう。
どこに出しても恥ずかしくない選手。
攻撃、守備、どれも全力でやってくれるし、きちんと効いていた。
点を獲れて、これだけチームに安定をもたらす。
これで怪我明けだというんだから、恐れ入る。
代えの利かない選手になりつつある。
清武の超えなければならない壁は、高すぎる。
清武を使うなら、遠藤か長谷部を外さないと。でないと、パサーが多すぎる。
一番危険なポジションを、最後の瞬間までサボることなく埋めてくれていた。
特に、長谷部がカードをもらってからの長谷部のカバーは見事。感動した。
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【香川】7.5…オーストラリア守備陣が一番神経を使っていた選手は、やはり香川だったと思います。
ペナの中に入った時は、ほとんどチャンスにしていました。
足元にスパッとパスが入ると、もはやオーストラリアレベルだと何も出来ませんな。
本田との連携も見事。
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【前田】7.0…左右への動き出し、DFの釣り出し方は良かった。
でも、もうちょっと本田と絡んで欲しかったなあと。
彼が点を獲れなかったのは彼だけの責任ではない。
でも、周りのレベルが高くなってきていて、出遅れ感が出てきだした印象もある。
内田のクロスがもっとエグくなってくれれば。
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【栗原】7.0…短時間だったし、入った直後に失点してしまったので、評価が分かれる気がするけど、自分は評価したい。
彼が入ったことで、ケーヒルが明らかに消えた。
オーストラリアも「下に見ていた」のも、すごく良かった。
もうね、栗原は先発の一角に入れると思うし、入れるべき。
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【ハーフナー】採点なし。良いコンディションなので、もっと早めに入れて欲しかった。一番割を喰ってると思う。
頑張れ。
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【清武】採点なし。
見せ場なし。
イラク戦、コンフェデで頑張って欲しい。
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【ザッケローニ】5.0…後半の修正は見事。
ただ、失点直後のゴタゴタはどうだったろうか。
3-4-3にしたのは、自分は評価している。
ブルガリア戦で手応えを掴んだのだろう。
実際、ケーヒル、ブレシアーノの存在感は消えた。
これはきちんと評価すべき。
その後のドタバタは、もしあのハンドがなければ、更迭にまで及びかねない浮き足立ち方に写ってしまう。
ハーフナーを使うなら、もっと早めに入れるべきだった。
ただ、ハーフナーをあそこまで入れなかったのは、最後は3-4-3にして「閉める」のを念頭に入れていたためだと思いたいが。
3次予選からの問題点にも、手付かず。
来週のイラク戦、そしてコンフェデである程度の見通しが付くと思う。
付けて欲しい。
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前のイラク戦でも書きましたが、イラクに勝ったことで、出場は99%手にしていた訳で。
自分は「そこより先」を見たいと思っていたのですが、結局は「アジア杯」組で行きました。
でも、このメンバーのままで行くのは、良いことではないと思っています。
清武、ハーフナー、乾、鈴木大輔、山口蛍、細貝、高橋秀人などや他の選手も出てこなければ。

これだけ圧していながら勝てなかったのにも、不満が残ります。
これだけ日本優位で迎えた豪州戦は、初めてだと思います。
ここで勝っておいて、「格付け」を同列、もしくは格上へと持って行きたかったところでしたが、これでは、豪州は日本を強いとは思っても、同じ組には入って欲しくないと思うことはないでしょう。
こういう「勝てる試合」をきちんを拾っておくことが、後々の勝敗に結びつき、負け試合を拾うことに繋がってくるんだと思っています。

日本と韓国の関係がまさにそれです。
そういう意味では、大変残念な試合でした。

これくらいの豪州には、3-0で勝つくらいになってはじめて「強くなった」といえるんだと思います。

とにもかくにも、W杯出場、おめでとうございました!!


【2013年観戦記録】
90試合目:日本vsオーストラリア

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