いたうのブログ

平日夜や週末に青森市やその周辺でボードゲームやっています。
そのプレイ日記です。
青森ボードゲームクラブを運営しています。
参加者募集中です。

2014年07月

この日は5人の方が集まっての開催となりました。

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【コンコルディア】
まずは、コンコルディアをプレイしました。 
サクラさんだけ初プレイです。

序盤です。
スタPのこーさん(青)がまず、イタリア属州の布を抑えます。
次に、序盤一手番置いてから、こむらさん(緑)がイタリア南部、ヘラス(ギリシャ)、リビアと、堅実に各種の資源を確保していきます。
サクラさん(黒)は、マルセイユの布を確保し、モーリタニアのレンガを確保し、西(画像右側)へと伸ばしていこうかといった格好でした。
いたう(黄)は、ダキアのワインと、リビアの食料を抑え、一応、東にも西にも伸びていけるような布陣にしました。
shingo(赤)は、「大長官カード」(長官カードを使った時に獲得できる資源が倍になる、最後手番のプレイヤーが保持しているカード。使ったら、反時計回りに回していく)を、なるべく使わずにやってみようということで、抑えてのプレイ(いたうはどんどん使う派)。
そのため、レンガの都市を建てているので数では遅れをとってはいませんが、出だしでは少し遅れたかな、という印象でした。
良い具合にいたうの出先を封じてます。
コンコルディア16
 
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その後。
いたう(黄)は、他のプレイヤーとの絡みが少ないため、手番が少し「重い」感触でした。
この時に、いたうは「差し」モードへと切り替え、今は耐える時と、とにかく終盤で差しきる力を固めることを意識してやりました。
なのでいたうは、本来はやりたくなかったですが、ダキアの全ての都市に商館を建設。
あんまり上手い手ではないんですが…。
実際、苦しかったです。
こむらさん(緑)は順調にワインなどを売って資源を手に入れ、というのを繰り返して、地中海東部の諸都市にその勢力を広げていきました。
やはり、このやりくりの上手さは、もの凄いものがあります。
こーさん(青)がヒスパニア(スペイン)での地保を確保。
こーさんも布などを大量に売ってからの資源購入で、羽振り良く、気持ち良さそうにプレイしていきます。
ただ、それが故に各プレイヤーからマークされてしまいましたが、実に堅調に伸ばして行っていました。
そこに太平洋から回り込んだサクラさん(黒)が今で言うところのポルトガルに商館を建設。
shingo(赤)はこの時点でちょっと足踏み。
コンコルディア17

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中盤です。
ここで、サクラさん(黒)に、ゲルマニアの「食料都市」を抑えられ、「食料の職人カード」を獲得したいたうは、その出足を華麗に封じられました…(つД`)
これが痛かった…。
そしてその資源を活かし、モーリタニア(盤面右上の属州)にも商館を建設。
確かな地保を築いていっています。
shingo(赤)は、盤面では進展がないですが、カードを買ったりしていました。
こーさん(青)は、大西洋を北上し、ブリタニアを目指しました。
いたう(黄)は、「高い商品」(ワインか布)が欲しいと、まだ手付かずのエジプトを目指し、労働者を送り込みましたが、ここでも一歩先にこむらさんが…。
いたうは八方ふさがりになりかけていました。
他のゲームなら、こういった状況になったらトップ戦線から脱落したも同然なので、集中力が切れてもおかしくないんですが、このゲームはまだやりようがある、戦略を変更してそれにかけようと考え直し、もう一回集中し直しました。
今振り返ると、自分も少しは成長したんだなあと思うと同時に、これ(戦略の方針転換からの方針転換)が出来うるのが、このゲームの凄いところかなあと。
いたうは、「メルクリウス」(場に出した労働者コマ一個ごとに2勝利点)の付いたカードを漁りだします。
みんなに内緒で。
その結果、これを4枚ゲット。
盤面では勢力が拡張していないのですが、労働者を6個全て場に出していましたので、この4枚だけで、48点!
「勝負は最後の得点計算なのじゃよ」と、とにかく残り時間(手番数)と得点計算で頭はフル回転。
回りにも気付かれにくいため、とことんまで「潜る」(気配を消す)ことにしました。
コンコルディア18

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中盤の半ば過ぎから、サクラさん(黒)が怒涛の勢いで商館を東半分に建設していきます。
しかも、ワイン以外は豊富に手に入る配置でしたし。
ワインがないということでカードを確保するのが「少し」ですが遅れていますが、やはりこの配置数は脅威。
さりとて、止める手立ては少なく。
早く終わらせるしかない、と、終局へ向けてのスピードが俄然加速した瞬間でした。
コンコルディア19
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最終盤です。
ここら辺で、いたうが痛恨の失着手(大しくじり)をやってしまいました。
この画像ではないのですが、「カード売り場」に、残りカードが2枚。
誰かが買えば、そこで終了のトリガーが引かれます。
その時点で、買える権利(ワイン等の必要な資源)を持っていたのは、何といたうだけ。
その2つのカードによるボーナス点と、コンコルディアカード(ゲーム終了させた人がもらえるカード。勝利点7点もらえる。いたう的には、これで勝負が決まるレベルと思っている重要カード)を合わせて、24~28点くらいになる計算でした。
で、カードを買おうとした瞬間。
…あれ?カードを買うカードが手札にない…?
…何度見てもない??
…あ~!!!!
前に使って、捨て札の中じゃないか~!!!!
(しかし、悟られないように)他のプレイヤーは使ってないから、コピーも出来ない…。
かといって、手札を拾っていたら、こーさん(青)に買われてしまう(この時、こーさんの手札にもカードを買うカードが無いことは、いたうは知る由もなかった…)
…どうする…。

ここで、いたうは「手を曲げてしまった」のでした。
「一位を諦め」、ならば出来る限りで最大点になるようにプレイして、2位か3位になろう、そうしよう、と思ってしまったのでした…。
結果的に、これが大失敗。
こーさんもカードを買うことが出来ずに、サクラさん(黒)が、持ち家を全て建てきってゲーム終了の合図。
コンコルディアカードも手に入れました。
ここから他のプレイヤーは1手番づつプレイしてゲーム終了でした…。
コンコルディア20

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その結果。
サクラさん(黒)が初プレイにして、みごとに勝利!
2位のこーさん(青)とは、6点差。
そうです。
コンコルディアカード分の差だったのです。
3位はこむらさん(緑)。
中盤で一瞬でしたが、資源や資金が枯渇したのが、タイミング的に悪かったような、印象でした(あくまでいたうの印象)
こーさん(青)は、さすがの安定した拡大でした。
タッチの差でブリタニア属州をサクラさん(黒)に先に置かれたのが、痛すぎたか。
shingo(赤)は、資源の獲得配分バランスが、ちょっとだけ悪かったのが、最終的にここまでの差になってしまった印象でした。
コンコルディア21
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…………。
いたうは、「勝負にも負け、試合にも負けた」、無様な結果でした。
「置きにいった」(2位を獲りに行った)結果、トップも獲れず、2位にもなれずの4位。
勝ち筋があって、それに気付いていただけに、心の弱さが出てしまいました…。
いたうは心が弱いので、いつも「トップを狙う」ことだけを意識してプレイするのを心に刻んでいたんですが、それを戦いの中で忘れたことが、この無様な結果となってしまいました。
いやあ、悔しい。
「自分が導き出した戦略と心中する」べきでした。
いやあ、本当に、悔しい。
今の心境は、これです。
20080112_364446
自らの采配ミスで三方ヶ原で大敗して脱糞した家康。
自らの戒めとして、これを描かせた、その心境に似ています。

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(感想)
いやあ、やればやるほどすごいゲームです。
コンコルディア。
ナビゲーターで気になった手番順の優劣が、全くといって良いほどないレベル。
それだけ多彩な戦略、戦術が採れるようになっています。
やっている間は、脳汁出まくり。
全てが得点増に繋がりますが、問題は、それがどれだけ増すか、常に最大を狙っての、序盤の布石、中盤の伸び、そして終盤の「ヨセ」が、見事に存在します。
今回は特に、これぞ多人数でやった囲碁、将棋といった印象でした。
いやあ、ヤバイ。


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【人狼】
ここで、こーさんのリクエストで、人狼(アプリ)を。
5人なので、人狼×1、村人×2、占い師×1、狂人(一見村人なんだけど、人狼陣営)×1です。
人狼2
【1回目】
いたうが人狼でした。
いたうが最後まで残って、人狼陣営の勝ち(・∀・)!!
【2回目】
いたうは狂人でした。
…でも、狂人の立ち回り方が分からず、人狼だったこーさんを見殺しにしてしまいました(-_-;)
コンコルディアで疲労困憊で、正体を隠す気力も枯渇していたこむらさんが、印象的でしたw
いやでも、本当にそれくらい消耗していました。
【3回目】
こーさんが悔しさのあまり、泣きの一回。
いたうは村人でした(・∀・)!
しかし、いたうは「裁判」の時に、またも「日和ってしまい」、2人いた怪しい人の、両方が最後まで残るように「バランスをとった」ような投票をしてしまいました。
…今考えると、これは大悪手ですよねー。
だって、村人は二人で、そのうち一人が分かれるように入れたんだから。
このせいで「決定権」が、「人狼陣営」に移ったことになるんですもんね(-_-;)
またしてもやってしまいました。
今日は、忘れられない日になりました。


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【犯人は踊る】
shingoが購入した、新作の同人ゲームです。
手札から「探偵」や「うわさ」といったカードを出して、相手のカードを見たりしつつ、犯人カードを持っている人を当てられたら、探偵側の勝利。
最後の手札一枚で犯人カードを出せたら、犯人側の勝利、です。
計3回(たしか)やりました。
犯人は踊る1

犯人は踊る2

犯人は踊る3
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(感想)
ちょっと「ラブレター」風味のあるカードゲーム、といった印象です。
でも、「手札を隣と交換する」といったカードがちょっと多い印象でした(たまたま今回のプレイで多く出ただけかもしれないけど)
そのおかげで、「犯人」(もしくは探偵)側で、せっかくああして~こうして~と考えて積み上げていったプレイが御破算になり、結局は最後に犯人(探偵)が回ってきた人が勝利(もしくは敗北)、となってしまうような感じでした。
3回しかやってないんで今回だけかもしれませんが。


この日は、以上でお開きとなりました。
参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
またよろしくお願いしますー(・∀・)!!


【2014年観戦記録】
121試合目:東京Vvs山形
122試合目:ブラジルvsコロンビア
123試合目:オランダvsコスタリカ



この日は5人での開催でした。

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【スチーム】(拡張マップ連結)
まずは、買ってから2~3年間 積んだままになっていた「スチーム」をプレイしました。
拡張マップを連結して5人用にしたアメリカ東海岸&カナダマップです。
ニューヨークがマップの真ん中にあるという、かなり北寄りのマップに驚きました。
とりあえず、基本ルールで。
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いたうが手前の茶色のコマです。
みんな南部(画面左上)の方に敷設し、いたうは手前の北東部に陣取りました。
ライバルがいなく、比較的楽な序盤となりました。
スチーム1

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ながやん(黄色)、こむらさん(緑)、こーさん(黒)が南部から出発し、ソーマさん(木目)は東海岸中央部に拠点を築きました。
スチーム3
やはりワレス。
所持金ゼロからのスタートで、何をするにもまずは借金という、経営ゲーとしてはまことに正しいスタート。
現実に即してるのが面白さに直結しがたいのがゲームの常ですが、この序盤の苦しさから黒字になって一気に収益が出て行くというのは、もの凄いカタルシスで、蒸気の時代やこのゲームはそこら辺が面白さ、気持ち良さに繋がっているのが凄いなあと。

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いたうは順調に線路を延ばしていきます。
順調すぎるほどです。
画面奥では、南部を諦め、北部に伸ばしていっているこーさん(黒)。
いたうの方に寄ってくるソーマさん(木目)とながやん。
スチーム4

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南部は入り組んでしまい、画面上のコマが置かれた都市へは線路を延ばすことが出来ないことが判明しました。
苦しそうです(他人事)
スチーム5

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…こーさん(黒)が、5本ものリンクを完成させました。
これはヤバイ。
こーさんはこれを使って、毎ラウンド5~10ポイントもの収入か勝利点を獲得できる計算です。
これはやられたなあ。
スチーム6

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でもまだ、いたうは追いつけるかなあと思っていたので、必死に頭の中で得点計算をしながら(こーさんの得点といたうの得点を計算しながら)、プレイしました。
残り2ラウンドなので、もはや詰め将棋。
必死に計算しては壊し、また計算してを繰り返します。
スチーム7

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終了しました。
こーさんに4点及ばずの2位でした(つД`)
3ラウンド目くらいにこーさんが5ポイントを収入に回さずに勝利点に回した分だけ届きませんでした。
このゲームの感触だと、5ポイントを上回るには10ポイント分くらい多く獲得しなければならないという感触なので、まあ自分的には負けたけど良くやった方かなーと思いました。
スチーム8

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(感想)
面白い。
面白いけど、「カタルシス」では蒸気の時代の方が上かなあと感じました。
現時点では。
アクション選択などのバランスは良くなってるとは感じたんですが。
今度は、標準ルール(上級ルール)でやってみたいと思います。


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【パシフィックタイフーン】
残り時間が1時間ちょいだったので、これを。
今回は、選択しなかった方の戦場カードを非公開でやってみることにしましたが、これは結構良かったように思います。
序盤です。
いたうはまたしても序盤で勝ちを収めることが出来、頭一つ抜け出します(良いか悪いかは別として)
パシタイ14

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やはり今回も「確認シート」を作成しましたw
熱中すると、どうしても間違えちゃうんだよなあ。
パシタイ15

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真ん中に見える「アルパカ」くんは、100均で買ったスタートプレイヤーマーカーですw
パシタイ16

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ゲーム終了時です。
いたうが勝ちました。
2位はソーマさん。
パシタイ17

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この日はこれで終了となりました。
参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
またよろしくお願いしますー(・∀・)!!


【2014年観戦記録】
120試合目:ドイツvsアルジェリア 

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