ドラマチックでした。
困難に告ぐ困難でしたが、モンテディオの選手たちは、最後まで気持ちを崩しませんでした。
山形が、磐田を下し、プレーオフの決勝に進出しました。
引き分けでも勝ち上がる磐田は、開始早々から攻めあがります。
そして、何度も決定的なシュートを放ちましたが、山形GK山岸が再三ビッグセーブと体を張った守備で防ぎました。
すると、山形は数少ないチャンスを見事にモノにします。
こぼれたボールをダイレクトで中に送ると、ディエゴへのピンポイントクロス。
山形、先制しました。
これで1点を獲りに行かなければならなくなった磐田は、さらに攻める圧力を高めます。
そして、ディエゴがイエローカード。
そして前半終了間際、磐田ボランチが上がってきてさらに圧力をかけたところで、とうとう守備が決壊。
DFに当たってこぼれたボールを磐田が決め、1-1。
前半終了。
プレーオフならではの濃密で激しい真剣勝負が繰り広げられた前半でした。
後半。
開始早々から磐田が怒涛の攻め。
それを何とか山形がしのぎます。
しかし、山形は中々攻めが形になりません。
そうこうしている内に、大黒柱のディエゴが太もも裏を痛めて負傷交代…。
山形は、攻めの重要すぎるオプションを、ここで失いました。
まだ後半を30分以上残した時間での負傷退場に、山形のプランは大きく修正することを余儀なくされました。
ここからも、磐田ペース。
カウンターを仕掛けようにも、なかなかボールは前へ進みません。
時間だけが進んでいきます。
そして、1-1のままロスタイム突入。
ロスタイムは4分。
時間稼ぎに走る磐田。
とにかく前へボールを供給する山形。
10番伊東のGKとの1対1も、決め切れませんでした。
そして迎えたラストプレイ。
山形はコーナーキックを獲得しました。
GKも上がります。
コーナーを蹴るのは、いたうが大好きな石川竜也。
蹴られたボールは、ニアへ。
そしてGKの山岸が競って逸らしたボールは、ふわりと高く上がり、そのまま逆サイドのネットへ。
…山形、土壇場で勝ち越し!!!!!!
崩れ落ちる磐田イレブン。
この時間帯に決められたことの意味が、骨身に染み渡り崩れていました。
そして、そのまま試合終了。
沈黙する磐田のスタジアム。
一隅で歓喜の声を上げる山形サポーター。
山形、苦しみましたが、奇跡的な展開でプレーオフ決勝へ!!!!
いやあ、こんな展開があるんでしょうか。
エライもの観ちゃいました(@_@;)
これだから山形のサポーターはやめられない。
諦めない気持ちが、最後の最後で一番体を張って頑張っていた選手に、奇跡をもたらしました。
次の対戦は、千葉。
天皇杯準決勝と同じカードです。
そして、いたうは千葉のサポーターでもあります。
よって、いたうの応援する千葉か山形のどちらかが、J1へ昇格することが、確実になりました!!!
めでたい!
同じく応援しているセレッソが落ちたので、是が非でも上がって欲しいなあと思っていたので、良かったです。
惜しくも昇格を逃した磐田も、今は奈落の底に落とされた気持ちでしょうが、それでもボールは回り続けます。
来年こそは、J1昇格を実現されることを、心から願っています。
【2014年観戦記録】
194試合目:磐田vs山形(J2プレーオフ)☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆