1月末に青森ボードゲーマーズネスト例会(七戸ゲーム会)が開催されました。
この時は、八戸から初めて来ていただいた方がいらっしゃいました。

-------------------------
【理性の時代】
7人卓だったので、まさかカヴェルナはあるまいということで、ワレスの傑作マルチ「理性の時代」を開きました。
「帝国の闘争」に、各国の能力差(陸軍が強いとか、海軍が強いとか)を付与した改善版となっています。
いたうはイギリスでした。
理性の時代2 (1)

-------------------------
このゲームの素晴らしいところ、画期的なところは、ディプロマシーのようなゲームなのに、「外交交渉」を競りに置き換えてしまったところでしょう。
各国プレイヤーは、競りの結果によって、2陣営に分かれます。
同じ陣営に組み込まれれば、攻撃されない(=攻めたくても攻められない)のです。
なので、同じ陣営に入るのか、それとも、「あいつのインドの権益を削りたいから違う陣営に入りたい」といった思惑を胸に、競りが繰り広げられることになります。
ディプロマシーのようなマルチの醍醐味の外交交渉が、競りに集約されているのです。
つまりは、初心者がプレイした時に、「熟練プレイヤーに言いくるめられていいようにやられる」といったことが、軽減されています。
「口が上手いやつが勝つ」というようなことが起こりにくくなっています。
それでいて、毎ターン陣営が入れ替わり、この時代特有の混沌とした国際情勢と、「会議は踊る、されど進まず」が表現されているように感じられます。
理性の時代2 (2)
そして、戦争をして負けた場合やお金を払えない場合、国内の治安が不安定になります。
戦争に負けた政府への不満や、増税に対する不満が、表現されています。

そして、アクションポイントを消費して、その土地にいる有力集団を味方につけることで、各エリアでの戦闘力を上げることができます。
外交アクションをし、諸侯と同盟を結んだということです。

-------------------------
ゲームは終了し、1点差で勝利しましたが、終盤は各地域で駆逐され、全く勝ちに絡んでる感触がなかったです(終始死んだ顔をしていた)
理性の時代2 (2)
-------------------------
競りの結果によって、裏切りなどが生まれるようになっているので、後ろめたさや終わった後の不信感を感じることは少なくなっていると思います。
交渉事などがマイルドになっているので、ビギナーや交渉が不得手な人でも楽しめる作品で、最低限のルールかつ3~4時間の短時間で、帝国主義マルチが味わえる傑作です。

-------------------------
【電力会社】
今度は分かれて、我々は電力会社をプレイしました。
いたうは赤です。
いつもと違うところを取ってみました。
電力会社17 (1)

-------------------------
手番順も良い感じです。
電力会社17 (2)

-------------------------
第2ステージに入りましたが、まだまだ拡張の余地があり、だいぶ楽に展開できました。
電力会社17 (3)

-------------------------
いつもは再エネは取らないんですが、今回、このように6発電力をノーコストでできたことが大きかったです。
電力会社17 (4)

-------------------------
終了時です。
いたうが終了条件の都市数を超えたため、1位となりました。
電力会社17 (6)
新しい戦法に挑戦して、勝てたことが収穫でした。
-------------------------
電力会社最高です。

以上でお開きとなりました。
みなさん、ありがとうございました。
またよろしくお願いします!