今日は、奥さんが帰省していたので、ながやんと二人で「積み木の薔薇戦争」(リチャード三世)をやりました。

このゲームは、薔薇戦争を舞台にしていて、赤バラ陣営(ヘンリー6世)と白バラ陣営(ヨーク公リチャード)に分かれて、公会議で自分を国王に推挙してもらうために諸侯と各地の教会を自陣営に引き込むのです。

このゲームでは、3キャンペーンに分かれていて各キャンペーンの間に政治フェイズがあり、そこで赤側と白側の貴族、教会の数を数えて、多い方が国王となるのです(ロンドンを支配していても1票得られる)
国王になると、次のキャンペーンでは各地に自陣営の貴族がすでに登場しているところから始まるので、有利に展開していくことが出来ます。
最後の選挙で国王に推挙された方が勝者となります。
そうなのです。
戦闘にいくら勝っても、最後の公会議で票数が上回っていなければ、負けなのです。

なので、貴族(コマ)は、たとえ最弱コマでも大事ですし、強いブルゴーニュ兵や各都市の民兵、傭兵などは、いくら強くても票にはならないので、はっきり言って、捨て駒(使い捨て)となります。
なので、好むと好まざるとに関わらず、「平民どもは、死んで我らが逃げる時間を稼ぐのが役目なのじゃ」という、貴族の視点でプレイすることになるのです。

しかもこのゲーム、コマを立てているので、どの貴族でどのくらいの強さでどのくらいの規模なのかが戦うまで判らないようになっています。
シンプルに抑えつつ、「戦場の霧」を効果的に表現しているゲームなのです。


ながやんが赤バラ(国王陣営)、いたうが白バラ(ヨーク公陣営)でした。
さて、ゲーム開始。

いたうは、まずは国王だけしかおらず、手薄なうちにロンドンを手に入れようと、ドーバー海峡を渡り、ロンドン南と、イングランド東岸から上陸します。

リチャード1

ながやんも、各地に兵力を呼び出し、その兵をロンドンへ集結させました。
あくまでロンドンを死守する構えです。

リチャード2

そして戦闘へ!
ここでは、いたう@白バラが勝利。
ロンドンを手中にします。
そして敗れたながやんは、北部へ撤退し、勢力を整えようとします。

その後、貴族を呼び出すなどして、第一キャンペーンが終了。
いたうのヨーク公が国王に推挙されました。

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第2キャンペーン。

いたうはロンドンを確保しつつ、北部を牽制する意図で、中部の要衝コヴェントリーにも兵力を集結します。
こちらは、傭兵、民兵中心で、強さを兼ね備えつつ、負けても政治バランスに影響が最小限で済むようにとの意図が込められています。
そこをながやんは南北から挟み撃ちにしようと、反乱市民(黒いコマ)と共に、南側からも上陸します。
これはまずいと、戦闘力のある国王と王位後継者のマーチ伯を救援に向かわせました。
…これが後の悲劇を生むのでした。

リチャード3

そして、ながやんの北の軍勢が南下して来たところで、先制攻撃と、コヴェントリー脇の支軍が襲い掛かりました。

リチャード4

ここでながやんのダイス目が炸裂!
次々と白バラ側の貴族が討ち取られていきます。
いたうの軍勢は散り散りに撤退します。

そして本命のコヴェントリー攻防戦となりました。
12コマvs7コマという一大会戦です。
ここには、国王をはじめとしたブルゴーニュ人傭兵やカレー人傭兵など、白バラ陣営最強の部隊が並んだ陣容でした。

リチャード5

しかし。
ここでもながやんのダイス目が炸裂し、守備側有利であるものの、次々と民兵たちが討ち取られていきます。
いたうはたまらず裏切り工作を仕掛けますが、ダイス一個振って偶数が出れば良いだけなのに、ちっとも成功しません。
最強クラスのブルゴーニュ兵もカレー兵も全滅してしまいました。

リチャード6

ヨーク公は、命からがらロンドン方面へ逃げ帰ります。
下の画像の、ロンドンに集結した手前の白いコマがヨーク公とマーチ伯です。
コマの上側の点々が兵力であり、いわゆるHP(ヒットポイント)です。
そんな状況で(そんな状況だからこそ)、ながやんは勝ちの波に乗り、文字通りロンドンへ押し寄せて来ています。

ピンチです。

リチャード7

そして戦闘です。
ロンドン攻防戦。
ここで敢え無く現国王、ヨーク公リチャードが討ち取られました。
よって、国王はルトランド伯になりました。

ここで第2キャンペーンが終了しました。
負けたかな?と思いましたが、辛くも9票対8票で白バラが王位の保持。
ロンドンで負けはしたものの、寝返らせた貴族1コの差で何とか保持できた格好です。

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第3キャンペーン。

ここで、始める前に、各々の陣営にどれだけの貴族コマがいるか、全てのコマを出した時に何票になるかをあらかじめ確認しました。
これはルールにはありませんが、ながやんが初プレイだったのと、判った方がプレイが引き締まると思ったために、その方策を採りました(勝ってるのか負けてるのか、攻めなければいけないのか、何コマ倒さないとダメなのかなど)
これは我ながら良かったと思います。
いたう側の貴族などの票に結びつくコマが10個、ながやんの方が13個でした。
これは、死に物狂いで攻め、敵貴族を倒すか、寝返らせないとダメだということです。

しかし、ただ攻めたのでは、こちらが不利。
ならばと、都市や貴族の根拠地で待ち受け、さらに赤バラ側の根拠地にあらかじめ兵を派遣して、貴族コマが出てこられないようにするという二段構えで行くことにしました。
画像左下、コーンウォール地方に立て直したブルゴーニュ人兵やカレー兵を派遣しました。
しかし。
北からは、「赤い壁(&黒い民の怒り)」が迫って来ています。
戦力差は明らかです。
ここら辺の臨場感も、積み木ゲームならではです。

リチャード9

その後、コヴェントリーの周りにも分遣隊を配置し、民兵を使い敵の一方面軍に突っ込ませて脚止めさせるなどというなり振り構わぬ行動に出て、敵主力に襲い掛かりました。
ながやんの方も、反乱一揆勢力と砲兵メインで、貴族はやはり前面には出て来ていません。

リチャード10

ここで。
幸運の女神がいたうに微笑みます。
何と、赤バラのスタンリー卿が白バラに寝返ったのです!

その後軍勢を弾き返したいたう。
票読みで、このままだったらイケると判断したいたうは貴族をロンドンの奥底に引っ込め、その周囲を傭兵、市民兵で囲み、逃げ切る算段をしました。

そうはさせじと追いすがるながやん。
「おのれ、スタンリー卿!」という罵りを何度も呟いていました(気持ちは判ります)
しかし、残り手札が少なく、貴族を討ち取ることは叶いませんでした。

そうしているうちに、ゲーム終了。
いたう12票(ロンドン含む)、ながやん10票で、いたうが王座を保持。
まさに、寝返ったスタンリー卿の差(スタンリー卿が寝返らなかったら貴族に死人が出ていた)
ヨーク朝が成立し、白バラ側の勝利となりました。

リチャード11

いやあ、やはりこのゲームは手軽ながら面白い。
複雑に見えて、ルール説明はかかっても30分程度。
それでこれだけ中世の戦役を体験できた気になるのですから、素晴らしいと思います。

今回は勝ちましたが、ながやんの堅実かつ重厚な用兵は見事でした。
またやりましょう。

ありがとうございましたー(・∀・)!!


【2013年観戦記録】
103試合目:ドルトムントvsレアル・マドリー(1st leg)