今日は、ながやん、shingo、ふなきさん、サクラさん、いたうの5人でした。


【Automobile(オートモービル)】
巨匠(と言っても良いですよね?)、マーティン・ワレス(ウォレス)のゲームです。
1930年代の自動車会社となり、フォードやクライスラーや、その他のこの時代の実在の優秀な人(天才セールスマンや、特許王や財務の天才)の協力を得て、新車を開発し、販売し、一番資金を得た人が勝利するゲームです。
4ターンで終わります。

みんなまずは自分も含め、美しいボードや、紙幣などに目を奪われました。

オートモービル1

オートモービル2

ボードの外枠に並ぶ、この時代に実際に売られていたクラシックカーの数々。
これを見ると、自分はクトゥルフRPGを思い出してしまいますがw、クラシックカー好きには堪らないでしょう。

各プレイヤーは、まずは行動順に、協力を得る「偉人」を選択します。
工場を追加で建てられるフォードや、天才的なセールスマンのハワード、経営理論の専門家スローン、財務の天才デュラント、優秀な経営者であり、かつ優秀な技術者であったクライスラー(研究キューブをもらいつつ、経営損失を低減できる)などといった人々から、一人選んでいきます。
早い者勝ちです。

その後、工場を建てたり、車を生産したり、セールスマンを雇ったりします。
車は、大きく分けて3種類あり、大衆車、中流車、高級車です。
それぞれに、需要があり、売れる車の数が違います。
最新式の車の方が、工場設置費はかさみますが、先に売れていきます。
時代を経るごとに、大衆車が売れるようになっていきます。
この車を、ハワードやセールスマンを使って売り、そして最後に「車を買いたい」とお店にやってきた人たちに売る訳です。

各車種ごとに、セールスマンが売れる「数(枠)」も決まっていて、残った「営業成績を残せなかったセールスマン」や、売れ残った車などが、「不良債権」化し、損失キューブとなります。
このキューブの数だけ、損失を被ります。
デュラントは、この損失キューブを半分にしてくれるのです!
また、型が古くなった車の製造工場は、最先端の車から離れていればいるほど(つまり、古ければ古いほど)損失キューブをもらってしまうことになります。

なので、古くなった工場は、閉鎖して製造を停止して、新しい車種に切り替えていくことを強いられるのです。
古い車を未だに製造している企業ということで、ブランドイメージが下がるのです。

そのためプレイヤーは、市場の需要と、車の製造数、そして車種の新規開発などを常に見据えながら、利益が最大になるように経営判断をしていかなければなりません。
利益は減りますが、「値引き販売」や、「広告」をいっぱい出して売るなどといった販売活動もする必要が出てきます。

そして、ワレスといえば借金と言われるくらい、カツカツなゲームが多いですが、このゲームでも、ご多分に漏れず、借金が出来ます。
まあ、企業経営をするとなった時に、借金をしないというのはほぼ考えられないですし、個人が遊びやギャンブルで作る借金とは違い、「お金を生み出す」借金なんでリアルといえばリアルですが(^-^;)
しかし、他のワレス作品に比べて、借金の比重は低いように感じられました。
借金しなくてもやりようによってはやれるのではないかと思いました。
現に、今回でも無借金の人が2位だったか3位でしたし。
自分は借金しまくって、車を作りまくって売りまくったのですが、手元に残ったお金はスタート時とほぼ変わらない金額で、ぶっちぎりのビリでしたw

ゲームは、終盤で最新の中流車を売りまくったサクラさんが勝利しました。
2位はふなきさんでした。

いやあ、面白いゲームでした!!
やったワレスのゲームで今のところ一番ではないでしょうか。
美しいコンポーネント、テーマにきちんと沿ったシステム、戦略と戦術と「流れ」を読む判断力と、とても中身の濃い時間を過ごせました。

自分の説明が拙いせいでみなさんのプレイに影響が出たところがあったので、今度改めてまたやりたいです。

今日は、これ一本で時間となりました。
お越しいただいたみなさん、ありがとうございました!
またよろしくお願いしますー(・∀・)!!